プロフィール
- 大学 … 京都大学大学院文学研究科行動文化学専攻地理学専修1年
- 出身 … 佐賀県
- 担当 … 国立文系
- 得意科目 … 地理・日本史
■負けず嫌い■
他人の真似ごとをしたくない、という思いを幼いころから抱いていた。
流行のアニメやゲームにはそれほど興味を示さず、ある話題に詳しい者がいるとわかれば、そこを自ら離れていった。自分よりも詳しい、得意、そういう存在を受け入れられない。単なる負けず嫌いだ。
学校でも、他人とテストの点数を比べ、勝ち負けに人一倍執着した。特に得意教科だった国語と社会についてはその思いが顕著で、常にトップでいたかった。だが、中3になるころには、数学や英語に苦手意識が芽生え、成績が急落。それでも得意教科の勉強にばかりすがっていた。第一志望の高校には、推薦入試にて入ることとなる。
■がむしゃら■
高校入学当初は、一般入試合格者とのあいだに学力差を感じて、勉強に手がつかなくなっていた。
その一方で、高校から新たに始めた放送部での活動にのめりこむことになる。行事の運営、アナウンス練習、番組作成。休むヒマなどない。
だが、受験に対する不安を感じ、 勉強も始めることとなる。それ以降、部活も勉強も力を抜かず、より一層忙しい生活を送ることとなる。そのように充実した生活とは裏腹に、将来のことに関しては興味を示せず、社会科が得意だというだけで、社会の教師になるという目標を設定していた。志望校を広島大学に定めたのは、担任がそこの卒業生だったという安直な理由から。
しかし、放送部での活動に熱心に取り組むうちに「アナウンサーになりたい」という思いを抱くようになった。同時に「自分なんかがなれるはずがない」という気持ちもあった。高2の夏の大会で、あと一歩及ばずに全国大会に出場できなかったことが、自信のなさにつながっていた。そこで定めた目標が「全国大会に出場できれば、アナウンサーになる」。現実的に厳しい夢を実現するための指標を欲していたのだ。だが、高校最後の大会で、決勝で失敗。またしても全国大会出場は夢と消えた。
教師になるという目標を再度持ち出し、受験モードへと切り替える。成績は伸び悩んでいたが、AO入試制度を用いて広島大学への進学を決めた。受験成功のカギは、実は、放送部の活動で培った表現力と文章力、そして度胸だった。
■自分らしさ■
大学生活は毎日が新鮮で、環境にも恵まれ、充実していた。しかし、進路選択が迫るにつれて、自分が本当は何がしたいのか悩むことになった。教師になりたい、研究も続けたい、マスコミにも興味がある。
初めて、誰かと比較するのではなく、純粋に「自分自身」を見つめた気がした。
結局ひとつに絞ることができなかったが、新しい環境に身を置きたいという理由から、京都大学の大学院入試を受験。今春より、第2の大学生活をスタートさせた。
■塾生にメッセージ■
偏差値や成績や順位、それだけが自分自身を測る指標にはならない。受験勉強だけが高校生活の構成要素ではない。
だがどうしても、高校にいるときは視野が狭くなってしまい、忙しさにかまけて考えることの大切さを軽視してしまう。
だからこそ、夢や目標を持つことの大切さを知ってほしい。そして、それを最後まで諦めないでほしい。

















