プロフィール
- 大学 … 東京大学文科一類2年
- 出身 … 福岡県
- 担当 … 国立理系
■音楽に打ち込んだ少年時代■
5歳のときにヴァイオリンを始め、以後毎日の練習を欠かさず将来は音楽家を目指す。小6から中2にかけてコンクールに挑戦し続けたが、なかなか思うような結果が出なかった。
「もしかしたら別の道の方が合っているかもしれない」という気持ちから、高校受験をすることに。
中3の秋からようやく受験勉強にシフトチェンジ。苦手の数学には苦戦したが、猛勉強の末鹿児島ラ・サール高校になんとか合格。
■心機一転、東大を目指す■
鹿児島で寮生活を始める。「どうせ勉強一本でいくのなら、一番上を目指したい!」という気持ちから、入学当初から東大を目指す。内部進学者に追いつくため、高1から高2までは猛勉強した。
しかし文理選択の時期になり、自らの進路に悩む。ラ・サールで出会った数学教師に憧れを感じたこと、また小学校からの数学コンプレックスを克服すべく、「数学ができるようになったら格好いいだろうなあ」という単純な理由から理系を選択。
高3の夏は体育祭の活動に完全燃焼し、本格的に受験勉強のスタートを切ったのは秋。東京大学理科二類を志望した。
そして入試本番、自信を持って臨んだはずの前期試験でまさかの不合格。模試でも結果は出ていたし、教師にも大丈夫だろうと言われていたのに……。落ちたショックはあまりにも大きかった。
自分を見失い、後期試験の準備をする気持ちにもなれず、突如家出をしてしまう。だが、家出中に友達や家族をはじめとするたくさんの人の励ましを受け、何とか自分を奮い立たせる。後期試験のギリギリ3日前だった。
急いで東京に向かい、ラストチャンスに全力を尽くした結果、後期は無事、合格。栄光を掴み取った。
■日々、模索中■
高校時の進路選択の過ちを省み、大学では文転。法曹や行政の仕事に就きたいと思っていたので、法学部志望者の多い文科一類を選択した。
さすが東大文一、まわりは本当に志の高い学生ばかり。互いの将来について真剣に語り合える素晴らしい友人たちに恵まれた。
ただ、もともと理系に属していたためか文系科目に若干物足りなさを感じ始め、最近は法学部以外の進路についても考え始めた。現在は生涯をかけて打ち込めるような学問分野を模索中。東大独自の「進振り制度」を大いに利用し、理系へのリベンジも視野に入れている。
目標とする人物は、高校時代から憧れ続けているソフトバンクの孫正義社長。たくさんの人と話し、たくさんの本を読み、そして様々な場所に足を運んで、将来は彼のように日本や世界を股にかけて一仕事するに足る大きな器を育てていきたいと思っている。
大学時代の目標は「視野を広げること」。しかし未だに音楽への情熱は捨て切れておらず、ペンよりも楽器を持つ時間の方が長い毎日を送っている。
■塾生にメッセージ■
受験勉強は決して楽なものではありません。
毎日机に向かい続けることは正直つらいし、頑張っても結果が出ずに落ち込んでしまうこともあるでしょう。僕もそうでしたから。
「本当に受かるのだろうか」と半信半疑になってしまうのが受験勉強の辛さだと思います。それを乗り越えたときの喜びを、皆さんにも是非実感してもらいたい。
合格したときの喜びというのは、苦労したぶんだけ本当に大きいんです。真っ暗な闇が一気に開けて、すっと肩の荷が降りていく感覚。最高です。
また、努力を積み重ねた経験は、後になってきっと大きな糧になります。どんなに辛いことがあっても、「あのとき頑張れたんだから今もやれるはず!」という自信を持たせてくれるんです。
受験勉強はそれだけ価値があるものだった、と僕は思っています。皆さんにも受験を乗り越えた後に胸を張ってそう言ってもらえるよう、全力を尽くします。

















